【無料プリント🦗解説付】秋の昆虫・漢字クイズ10問!コオロギ・スズムシ…虫の漢字、読めますか?

■2|🎏季節の漢字
こみち
こみち

秋の夜長に響く虫の声、草むらを飛び跳ねるバッタ……🦗🍂
秋は、様々な昆虫たちが活発に活動する季節ですね。

今回は、そんな「秋の昆虫」をテーマにした「漢字クイズ」10問をご用意しました!

「コオロギやスズムシ、漢字で書くとどうだっけ?」 「昔、よく捕まえたなあ…」

身近な秋の虫たちの漢字を確認しながら、昔の思い出話へと自然に会話が広がる内容になっています✨

無料でダウンロードできるプリント形式なので、レクリエーションや個別活動にもすぐに活用できます🦋
秋の虫の音色を思い出しながら、懐かしい記憶を呼び起こすきっかけにもなりますよ🍂

📝こんな方におすすめ!👇

・高齢者施設などでレク素材を探している職員さん
・レクで季節感を取り入れたい職員さん
・会話のきっかけに悩んでいる職員さん
💡漢字クイズが得意で、難問にも挑戦したい利用者さんに
💡昆虫や自然の話題がお好きな利用者さんに
💡昔の思い出を語るきっかけが欲しい時に

【無料】プリントダウンロード

クイズ解説 – レクで使える雑学も併せてご紹介✨

①鈴虫(スズムシ)

スズムシはコオロギ科スズムシ属の昆虫で、8~10月頃に活動期を迎えます。

「スズムシ」名前・漢字の由来は?

スズムシの名前の由来は、「リーンリーン」という澄んだ鳴き声が、細かく鳴る鈴の音に似ていることに由来すると考えられています。

この鳴き声は、オスが翅(はね)をすり合わせてメスに求愛するために発するもので、古くから親しまれてきました。 

スズムシの鳴き声は電話で聞こえない?

スズムシの鳴き声は、電話の相手には聞こえません。

その理由は、スズムシの鳴き声の周波数(約3500~4500Hz)は人間の声(約300~3400Hz)よりも高く、人の声をより聞き取りやすくするために人間の声の周波数帯しか送れないよう設計されていたためです。

つまり、スズムシの鳴き声は、電話回線が対応できない高い音域であるため相手に届かない、ということですね😢

しかし!
近年はスマートフォンや通信技術の進化により、より広い周波数帯を送れるようになりました。
最新のスマートフォンでは、50~14400Hzというとても広い帯域に対応しているため、スズムシの鳴き声も相手に届く場合があるようです✨

秋の詫び寂びを、違う場所にいる電話の相手と一緒に感じられるようになったということですね😍💛

【現場での活用例】利用者さんへの声掛けヒント

最近、スズムシの声がよく聞こえますよね。○○さんのお家のほうでも鳴いてました?

鳴いてたよ。リーンリーンってね。あの音を聞くと秋が来たなぁって実感するよ

たしかに、スズムシの声ってまさしく「秋!」って感じがしますよね!子どもの頃はどうでしたか?

うーん、昔はもっとたくさん鳴いてた気がするなぁ。夜、外に出ると今みたいに車の音も聞こえなくてね、スズムシの声がきれいだったよ

【声掛けのヒント】
 縁側や庭で聞いた鳴き声、飼育した思い出、マツムシやコオロギとの鳴き声の違いなどの話題はいかがでしょう?
 「スズムシの鳴き声はどんな風に聞こえるか?」という議論もいいですね!

②松虫(マツムシ)

マツムシはコオロギ科マツムシ属の昆虫で、8~11月下旬頃に活動期を迎えます。

「マツムシ」名前・漢字の由来は?

マツムシの名前は、鳴き声が「松風」のように澄んでいることが由来です。

ただし、平安時代には現在の「スズムシ」のことを「マツムシ」と呼び、「マツムシ」は「スズムシ」と、現在とは逆に呼んでいた時期があり、時代によって呼び方が逆転しているようです😂

今の「スズムシ」と「マツムシ」に落ち着いたのは江戸時代の頃だそう。

マツムシとスズムシの違いって?

逆に呼んでいた時代があったくらい似ている「マツムシ」と「スズムシ」
その違いは何なのでしょうか?表にまとめてみました!👇

特 徴 マツムシスズムシ
体の色淡褐色黒っぽい色
鳴き声「チンチロリン」「リーンリーン」
翅(はね)比較的四角っぽい丸みを帯びていて幅が広い
体 長19~33mm15~17mm
こみち
こみち

こうして比べてみると結構違いがありますね!

【現場での活用例】利用者さんへの声掛けヒント

クイズです!マツムシの鳴き声は「リーンリーン」「チンチロリン」のどちらでしょうか?

うーん、「リーンリーン」かしら……?

いや、「リーンリーン」はスズムシじゃないか?マツムシは「チンチロリン」かな?

正解です!「リーンリーン」はスズムシ、「チンチロリン」がマツムシです✨

【声掛けのヒント】
 「スズムシとマツムシ、どっちがよく聞こえましたか?」と比較する話題に広げると、虫の多かった時代の夜の様子や、季節の移り変わりを感じていたエピソードにつなげられます🎑
 童謡の「虫のこえ」をみなさんで歌ってみるのも良いですね♪

③轡虫(クツワムシ)

クツワムシはキリギリス科クツワムシ属の昆虫で、8~10月頃に活動期を迎えます。

「クツワムシ」名前・漢字の由来は?

「クツワムシ」の名前は、「ガチャガチャ」という鳴き声が、馬の口にくわえさせる金属製の馬具「くつわ」が擦れる音に似ていることから名付けられました。

見た目によらず「草食系」のクツワムシ

クツワムシは、キリギリス科の中では大型かつずんぐりとしていて存在感があるため、突如部屋の中に現れたら驚くこと必至な見た目をしています。
鳴き声もとても大きく、他の鳴いている虫の声をかき消してしまうほど。

そんな明らかに強そうなクツワムシですが、彼らは意外にも草食系ボーイ(ガール)なのです🦗

幼虫の時期には小型の昆虫を食べることもあり、やや雑食性の一面も持っていますが、成虫はギシギシ、ノゲシ、ツユクサなどの葉や茎、果実を食べ、特にクズの葉を好むとされています。 

肉食ではないため益虫にはなりませんが、害虫にもならないという、まさに「人畜無害」な昆虫のようです✨

【現場での活用例】利用者さんへの声掛けヒント

クツワムシって、けっこう大きな虫ですよね

そうなのよ。緑色で5,6センチくらいあったわね。見つけたときはびっくりしたわ

存在感ありますもんね!捕まえたりされました?

とてもじゃないけど怖くて!私は触れなかったわ。でも小学生の頃、男の子たちが捕まえて自慢してたのは覚えてるわ

【声掛けのヒント】
 クツワムシの大きな体格に驚いた記憶、草むらで見つけた場所、意外と草食!などの話題がおすすめ🦗
 子どもの頃怖かったと思った虫や、興味を持った虫の思い出も盛り上がりますよ◎

④蟋蟀(コオロギ)

コオロギはコオロギ科コオロギ属の昆虫の総称で、8~10月頃に活動期を迎えます。

「コオロギ」名前・漢字の由来は?

名前の由来

「コオロギ」の名前の由来ははっきりとしていませんが、高い軒を掲げた家屋を意味する「興梠(こおろぎ)」から来ているのではないか、という説があります。

昔、「キリギリス」という名前は現在の「コオロギ」のことを指す語でした。
これは、コオロギの鳴き声が「キリキリ」「ギスギス」と聞こえたことに由来すると考えられています。

漢字の由来

「蟋蟀」の漢字は、「秋に鳴く虫」を総称する中国名「蟋蟀(シィシュァィ)」から来ています。
「蟋蟀」を構成する「蟋(シツ)」「蟀(シュツ)」はどちらも「はねをすり合わせて鳴く音」をまねた擬声語です。

「蟋蟀」は、日本に伝わった当初は「キリギリス」を指す言葉でした。

しかし、江戸時代の国学者である本居宣長や賀茂真淵らが『万葉集』などの古典を研究した際、現在のコオロギには「コオロギ」という呼称を当て、それまで現在の「コオロギ」を指していた「キリギリス」という呼び名を現在のキリギリスに当てるよう提唱しました。

スズムシとマツムシといい、似ている虫は名前が入れ替わってしまう宿命なのでしょうか……。

コオロギは8回脱皮する!?

コオロギは、孵化後、成虫になるまでの約1か月の間に複数回脱皮します。

その数なんと「8回」!!
(種類や環境によっては7回や9回の場合も!)

コオロギは卵から約35~40日という短期間で急激に成虫へと成長するため、頻繁に脱皮が必要なのだそう。

コオロギを含む昆虫は、わたしたち人間のように体の中に骨(内骨格)がなく、体の外側が硬い殻(外骨格)で覆われています。
この硬い外骨格は、内側の体が大きくなっても一緒に大きくなることができません。
そのため、成長して体が大きくなるたび古い外骨格を脱ぎ捨てて、新しい、より大きな外骨格に作り替える必要があります。

さらに、コオロギは、さなぎの期間を経ずに幼虫から成虫へと姿を変える「不完全変態」をする昆虫です。
幼虫の時から成虫とほぼ同じ形をしており、脱皮を繰り返して少しずつ大きくなっていくことも脱皮の多さに関係しています。

こみち
こみち

なお、ゴキブリはさらに多く、8~11回も脱皮するそうです😱

【現場での活用例】利用者さんへの声掛けヒント

コオロギって意外とすばしっこいですよね。捕まえたりしたことはありますか?

そうだね、昔はよく手でヒョイッと捕まえてたなぁ。虫かごに入れて遊んでたよ

手で捕まえてたんですか!動きが速いのにすごいです!

たくさん捕まえて慣れてたからかな?草むらにいっぱいいたよ

【声掛けのヒント】
 子どもの頃の遊びは、特に男性利用者さんが話しやすいテーマです。「どのように捕まえていましたか?」など、具体的な行動をうかがう質問が効果的◎
 得意だったことを自然に褒めることで、前向きに会話が展開しやすくなります🦗

⑤馬追(ウマオイ)

ウマオイはキリギリス科ウマオイ属の昆虫で、8~11月頃に旬を迎えます。

「ウマオイ」名前・漢字の由来は?

ウマオイの名前の由来は、その鳴き声が「馬子が馬を追うときの掛け声」に似ていることから来ています。

ウマオイの「スイッチョン」という鳴き声が、馬子が馬を追うときに、「シーッ」と言ってから「チョッチョッ」と舌を鳴らす掛け声に似ていることから名づけられました。

ウマオイはどこにいる?見分け方は?

ウマオイには、主に「ハヤシノウマオイ」「ハタケノウマオイ」の2種類がいます🦗
見分け方としては……👇

特 徴ハヤシノウマオイハタケノウマオイ
生息場所林、藪、庭、低木上 など畑、明るい草地、河川敷 など
鳴き声「スィーーーッ・チョン」
長くのびる
「シッチョン、シッチョン…」
短くリズミカルに鳴く
こみち
こみち

見た目に大きな違いはないようです🦗

【現場での活用例】利用者さんへの声掛けヒント

ウマオイって、草の中で「スイッチョン」と鳴く虫なんですが、おふたりは聞いたことありますか?

あるある。昔の家のまわりでよく鳴いてたわよ。静かな晩に聞くと情緒があってねぇ

そうそう。あれが鳴くと「あぁ秋だな」って思ったもんだよ。姿はあんまり見えなかったけどね

おふたりともよく覚えていらっしゃるんですね。秋の虫の声って、ほんとうに季節を感じますよね☺

【声掛けのヒント】
 ウマオイの鳴き声は特徴的なので、「どんなふうに聞こえていましたか?」と尋ねると、昔の住んでいた環境や季節の思い出を引き出しやすくなります。
 ハヤシノウマオイとハタケノウマオイの違いの話題も◎

⑥鉦叩(カネタタキ)

カネタタキはカネタタキ科カネタタキ属の昆虫で、8~12月頃に活動期を迎えます。

「カネタタキ」名前・漢字の由来は?

カネタタキの名前は、オスが「チン、チン、チン」と鳴く声が、仏具や祭りで使われる「鉦(かね)」を叩く音に似ていることから名付けられました。 

カネタタキはどこにいる?

カネタタキを見たことがない、という方も多いのではないのでしょうか。

それは、カネタタキの茂みに隠れる習性によるものが大きいです🦗

カネタタキは、鳴き声が聞こえたとしても、日中は葉の隙間など狭い場所に潜んでいます。
また、人の気配を感じるとすぐに隠れたり、退化した翅(はね)のせいで飛ぶよりも隠れることを得意とするため、発見しにくいのです。

なお、翅(はね)はメスにはありません
生垣など狭い場所を移動するのに羽が邪魔になるため、退化してなくなったようです。
オスには小さな翅(はね)がありますが、これは飛ぶためではなく、鳴くために使われます。

もしカネタタキを見つけたければ、枯葉(特にアオキ)の下を探すか、夜に明かりを持っていると姿を現すことがあるようです🦗✨

【現場での活用例】利用者さんへの声掛けヒント

カネタタキってとても小さな秋の虫なんですが、見たことはありますか?

一度だけあるなぁ。1cmくらいだったかな。本当に小さくて「これが鳴いてるのか」って驚いたよ

そうなんですね!僕も探してみたことがあるんですが、見つけられなくて……。昔の方がよく見かけたんですか?

いや、昔もめったに見かけなかったな。見つけるとちょっと得した気分だったよ

【声掛けのヒント】
 カネタタキは非常に小さい上に隠れる習性があるため、「見つけたことがありますか?」と尋ねてみましょう!見つけられると嬉しいレアな存在だったかも。
 見つけた具体的な場所や地名を聞くと、さらに盛り上がるかもしれません🎑

⑦蝗(イナゴ)

イナゴはバッタ科イナゴ亜科イナゴ属の昆虫の総称で、9~10月頃に活動の最盛期を迎えます。

「イナゴ」名前・漢字の由来は?

名前の由来

イナゴの名前の由来には、以下のものがあります。

「稲の子(いねのこ)」説
 稲につくことや、稲を食い荒らすことから「稲の子(いねのこ)」が転じてイナゴになった

「稲食む(いなむ)」説
 稲を食べることから、「稲食む(いなむ)」が変化してイナゴになった

現状、「稲の子」説が有力だと考えられています。

漢字の由来

「蝗」の漢字のつくりの「皇」は「四方に広がる」という意味を持ち、害虫であるイナゴやバッタが群れをなして広範囲に広がり、稲を食い荒らす様子を表しています。

また、「稲」「蝗」は、どちらも本来イナゴを指す漢字でした。
中国では、イナゴによる害を天災とみなし、皇帝の不徳と関連付けたことから「蝗」という字が使われるようになったという説があります。

イナゴとバッタの違いについてはこちらの記事で紹介しています🦗

【現場での活用例】利用者さんへの声掛けヒント

イナゴの佃煮って、昔はよく食卓に出たと聞くんですが、○○さんのお家でも召し上がっていましたか?

ええ、食べてたわよ。子どもの頃は普通のおかずだったのよね。甘じょっぱくて意外と美味しいのよ

そうなんですね、美味しいの意外です……虫っぽくないんですか?

見た目は確かに虫っぽいけど、味は普通の佃煮よ!ちょっとカリッとしてて、噛むと甘さが出てきてね。ご飯に合ったのよ〜

【声掛けのヒント】
 イナゴの佃煮は地域性や家庭の味が出る食品のため、味や、どなたが作っていたか、調理法などを尋ねてみると、家族の思い出や当時の食卓の話につながって、話題を広げやすくなりますよ🍴

⑧精霊飛蝗(ショウリョウバッタ)

ショウリョウバッタはバッタ科ショウリョウバッタ属の昆虫で、8~11月頃に旬を迎えます。

「ショウリョウバッタ」名前・漢字の由来は?

ショウリョウバッタの名前は、旧盆(精霊祭)の時期に見られることや、お盆の「精霊流し」の船に形が似ていることから名付けられました。

オスが飛ぶときに「チキチキ」という羽音を立てることから、「チキチキバッタ」と呼ばれることもあります。

ショウリョウバッタは「日本で一番大きなバッタ」

ショウリョウバッタは、日本に生息するバッタの中で最も大きい種類です。

オスは約4~5cmと小ぶりですが、メスは体長8cm以上、触覚も入れた全長は14~18cmにもなり、日本最大級のバッタとして知られています🦗

【現場での活用例】利用者さんへの声掛けヒント

ショウリョウバッタって、実は日本で一番大きいバッタなんですよ。○○さんは、どのくらいのサイズのショウリョウバッタを見つけたことがありますか?

へぇ、日本で一番なんだね!どおりで大きいわけだ。15cmくらいはありそうな大きいのを見つけたことがあるよ

おお、15cmはかなり大きいですね!!大きいのを見つけるとちょっと嬉しいですよね

そうそう、友達に自慢したりね。誰が一番大きいのを見つけられるか競ったりしたなぁ

【声掛けのヒント】
 ショウリョウバッタが日本最大のバッタであることや、捕まえて遊んだ思い出、大きい個体を見つけた時の嬉しさなど、昔の記憶を引き出しやすいテーマです🦗
 個体による姿や色の違いに触れるのも、さらに話を深めるきっかけになりますよ。

⑨殿様飛蝗(トノサマバッタ)

トノサマバッタはバッタ科トノサマバッタ属の昆虫で、7~11月に活動期を迎えます。

「トノサマバッタ」名前・漢字の由来は?

トノサマバッタの名前の由来は、その大きくて立派な体格を「殿様」に例え、「トノサマバッタ」と名付けられました。

トノサマバッタの体長は5~7cm程度で、長さこそショウリョウバッタに負けていますが、見た目のカッコよさや堂々とした体つき、優れた飛翔能力は負けていません!

トノサマバッタは「密度」によって色が変わる!?

トノサマバッタは、幼虫期の個体群密度によってバッタの色や行動が変わる「相変異」という特性を持っています。

具体的には、単独生活を送る「孤独相」と、集団生活を送る「群生相」によってさまざまな違いがあります👇

孤独相群生相
個体群密度低い(単独生活)高い(集団生活)
幼虫時の環境周囲仲間が少なく、エサが豊富で、他の個体と接する機会が少ない環境でのんびり育つ周囲の仲間が多く、エサが不足している
体色(幼虫)主に緑色黒と濃のツートンカラー
体色(成虫)緑色褐色や黒っぽくなる
体 型丸みを帯び、しっかりしているほっそりしている
後ろ脚長い短い
翅(はね)比較的短い長い
行 動単独で避けるように行動集団で行動することを好む
飛翔能力が高い
性 格穏やかでおとなしい気性が荒くなり、蝗害を引き起こす

相変異は、エサの不足など、生息密度が非常に高くなることがトリガーとなります。
また、密度が高くない場合でも、幼虫期に絶え間なく体に何かが触れているような状況や、背景が茶色い環境でも群生相への変化を促進する可能性が示唆されています😲

こみち
こみち

近年では、脳内の神経伝達物質であるセロトニンが、孤独相から群生相への変化に重要な役割を果たすことが明らかになっています。

【現場での活用例】利用者さんへの声掛けヒント

トノサマバッタって、飛ぶときに音がして結構迫力がありますよね……

「バサッ」て大きい音がするよね。子どもの頃も、急に飛ぶからびっくりしてたよ

私も、トノサマバッタが急に目の前を横切ると、音が怖くて思わず身構えちゃってたわ

びっくりしますよね!見た目はカッコよくて素敵なんですけどね😅

【声掛けのヒント】
 トノサマバッタの飛び方や羽ばたき音は特徴的なので、「急に飛んで驚いたことはありましたか?」などとお聞きすると、共感のあるエピソードが出てくるはず!
 田んぼのあぜ道、夏休みの遊び、虫取り網を使った思い出など、昔の生活の情景が広がりやすい話題です。

⑩秋茜(アキアカネ)

アキアカネはトンボ科アキアカネ属の昆虫で、9~11月頃に平地での活動期を迎えます。

「アキアカネ」名前・漢字の由来は?

アキアカネの名前は、「秋」になって平地に戻ってくる「アカネ」(通称:アカトンボ)であることが由来です。

夏の間は山間部へ移動し、秋になると人里に戻ってきて見られるようになるため、この名前がつけられました。 

アキアカネは「調節上手」!

アキアカネは、先述のように、暑い夏の間は山間部に行き、気温が下がった秋には平地に戻ってきます。

これは、アキアカネの排熱能力が低い性質が関係しており、気温30℃以上で生存が難しいため。
つまり「避暑」をする、ということですね🎑✨

また、アキアカネが逆立ちのポーズで止まっている場面を見たことがあるでしょうか。
その理由は、逆立ちをすることで日光が当たる面積を減らし、体温の上昇を抑えるためと考えられています。

アキアカネは暑さ寒さや体温の「調節上手」なのですね💛

【現場での活用例】利用者さんへの声掛けヒント

赤とんぼを見ると、つい『夕焼け小焼けの〜』って歌いたくなりますよね♪

『赤とんぼ』懐かしいねぇ。その歌を聴くと、ちょっと切なくなっちゃうのよ

わかります!秋の物寂しさがよく表れていますよね

【声掛けのヒント】
 アキアカネを見つけた場所、秋の懐かしい風景、捕まえた思い出、童謡の「赤とんぼ」など、アキアカネは秋の話題にぴったり!
 特に童謡「赤とんぼ」は、歌った場所、誰と歌ったか、当時の学校生活などの話題にもつなげられます◎

あとがき

以上、秋の昆虫・名前の由来と豆知識を紹介しました!

いかがでしたでしょうか?

昔の懐かしい記憶や昨日聞こえた虫の声など、昆虫の話題は過去~現在のどの時代の話題にも対応できるためおすすめです😍

それでは、今回もご覧いただきありがとうございました🍐

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