【脳トレプリント🌺解説付 | 前編】読めたらスゴい!夏の花の難読漢字クイズ20問!

■1|🌸花・野菜の漢字

夏といえば、ひまわり・アサガオ・アジサイ……華やかで涼しげな花がたくさん咲く季節ですね🌻

今回は、夏の花にまつわる難読漢字を20問記述形式でご紹介!
「読めそうで読めない」「見たことあるけど書けない」そんな絶妙な難しさが、脳を刺激します🧠💦

無料でダウンロードできるプリント付きなので、介護施設のレクリエーションやご家庭での脳トレ、ちょっとした雑学クイズにもぴったり!
季節感たっぷりの“花クイズ”、あなたはいくつ正解できるでしょうか?🌼

そして、今回もクイズの花たちの名前の由来や豆知識を前後編に分けてご紹介♪
答え合わせなどの際にぜひご活用ください😍

📝こんな方におすすめ!👇

・高齢者施設などでレク素材を探している職員さん
・レクで季節感を取り入れたい職員さん
・会話のきっかけに悩んでいる職員さん
💡書くことは苦手でも、漢字を読むのは得意な利用者さんに
💡花や植物がお好きな方に
💡難読漢字が得意な方に

こみち
こみち

前編は比較的やさしい漢字が多いですよ🌻✨

【無料】プリントダウンロード

「後編」・「やさしい10問版」はコチラ!

クイズ解説🌺名前の由来などの豆知識も紹介します✨

①紫陽花(アジサイ)

アジサイはアジサイ科アジサイ属の多年草で、6〜7月頃に見頃を迎えます。

「アジサイ」名前の由来は?

「アジサイ」の名前の由来は、「集まった藍色」を意味する「あづさい(集真藍)」が変化した説が有力!

「真藍(さあい)」青い花の色を指しています。

「紫陽花」漢字の由来は?

「紫陽花」の漢字の由来は、平安時代の学者・源順が、中国の詩人・白居易の詩に登場する「紫陽花」日本のガクアジサイに誤って当ててしまったことから広まりました。

本来の「紫陽花」ライラックに近い花を指していたそうです😂

アジサイの色は土壌によって変わる!

アジサイの花の色が、土によって変わることは有名ですよね。

酸性の土壌では青色、アルカリ性の土壌ではピンク色になるようです。
これは、アジサイに含まれる「アントシアニン」という色素と土壌のアルミニウムが反応するため。

なお、紫色のアジサイは中性に近く、白色はそもそもアントシアニンを持っていないため土壌の酸性度によって色は変わらないようです🎨

こみち
こみち

土壌が何性だと何色になるんだっけ?と忘れてしまったときは、「リトマス試験紙の逆!」で思い出しましょう!リトマス試験紙は”赤色”になると酸性、アルカリ性の場合は”青色”ですよね♪

②蕣(アサガオ)

アサガオはヒルガオ科サツマイモ属の一年草で、7~9月頃に見ごろを迎えます。

「アサガオ」名前の由来は?

「アサガオ」の名前の由来は、朝に顔を見せるからではなく、「朝に咲く美しい花」という意味の「朝の容花(かおばな)」から来ています。

朝に咲いてすぐしぼむ様子から、朝の美しい女性に例え「朝の美人」とも言われていたそうです💛

「蕣」漢字の由来は?

アサガオの漢字表記は通常は「朝顔」ですが、「蕣」という漢字も別名として用いられています。

また、「蕣」は「むくげ(木槿)」とも読み、朝に咲き夕方には萎んでしまう植物の総称として使われていたようです🎐

こみち
こみち

かつては桔梗やヒルガオなども「朝顔」と呼ばれ、朝に咲く花全般を指す言葉として使われていました🌻

③鳳仙花(ホウセンカ)

ホウセンカはツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草で、6~9月頃に見ごろを迎えます。

「ホウセンカ」名前の由来は?

「ホウセンカ」の名前は中国名の「鳳仙花」をそのまま音読みしたものです。

「鳳仙花」漢字の由来は?

「鳳仙花」は、花姿が鳳凰が羽ばたく様子に似ていることから名づけられました。

ホウセンカの花言葉は怖い?暗い?

ホウセンカの花言葉には「快活」「心を開く」という明るいものがある一方、「私に触れないで」「短気」という暗いものもあります。

これは、ホウセンカの実が熟すと触っただけで弾けて、中に入っている種が素早く飛んで行ってしまうことが由来だそう。

ホウセンカを贈るときには誤解をうまないよう気を付けたいものですね😲

こみち
こみち

ホウセンカの別名には、「爪紅(ツマクレナイ/ツマベニ)」(=赤い花弁から出る汁で爪を染めることから)「骨抜き」(=種子が熟すと勢いよく弾け飛ぶ様子から)などがあるようです🌸

④芙蓉(フヨウ)

フヨウはアオイ科フヨウ属の落葉低木で、8~10月頃に見ごろを迎えます。

「フヨウ」名前・漢字の由来は?

「フヨウ」の名前は、中国語名「芙蓉」を音読みしたものです。

「芙蓉」はもともとハスの花を指しており、フヨウの花がハスに似ていることから「木芙蓉」と呼ばれていました。
それが次第に略されて「芙蓉」になり、現在のフヨウを指すようになったと言われています。

なお、ハスの花は「水芙蓉」と呼ばれています。

フヨウは美しさの代名詞♪

しとやかで上品な雰囲気をあわせもつ美しい女性のことを、芙蓉かんばせの顔」と表現することがあります。
これは、フヨウの花の美しさに由来しています✨

また、紫陽花の項目でも登場した中国の詩人・白居易の詩に芙蓉如面柳如眉ふようじょめんりゅうじょび(芙蓉は面の如く柳は眉の如し)というものがあり、これは「芙蓉の花のように美しい顔、柳の眉のように美しい眉」をあらわしています。

一度は言われてみたい言葉ですね🌸

こみち
こみち

花言葉も「繊細な美」「しとやかな恋人」など、フヨウの美しさをあらわしたものになっています✨

⑤酸漿(ホオズキ)

ホオズキはナス科ホオズキ属の一年草で、7~9月頃に見ごろを迎えます。

「ホオズキ」名前の由来は?

「ホオズキ」の名前の由来は諸説あります👒

「頬突き」説
 ホオズキの実を口に入れて膨らませて遊ぶ際に頬を突くように見えることから

「ホオ好き」説
 カメムシの一種である「ホオ」ホオズキに集まりやすいことから

「火々着(ほほつき)」説
 ホオズキの実が赤く染まる様子が、まるで火がついているように見えることから、「火々着(ほほつき)」と呼ばれていたものが変化した

一般的には「頬突き」説が有力とされています。

「酸漿」漢字の由来は?

「ホオズキ」の漢字は「鬼灯」が一般的ですが、これは赤く膨らんだ実が提灯のように見えることから、鬼の提灯に見立てて名付けられました。

一方「酸漿」は、中国でホオズキの根を漢方薬として用いた際に「酸漿根(さんしょうこん)」と呼んだことに由来しているようです💊

こみち
こみち

ホオズキの中には食用できるものもあり、ゴールデンベリー、ストロベリートマト等と呼ばれ、新潟県などで栽培されています!マンゴーのような甘みと上品な香りが特徴で、デザートやジャムなどとして食べられているようですよ💛

⑥梔子(クチナシ)

クチナシはアカネ科クチナシ属の常緑低木で、6~7月頃に見ごろを迎えます。

「クチナシ」名前の由来は?

「クチナシ」の名前の由来も諸説あります🌼

「口無し」説
 クチナシの果実は熟しても自然に裂けたり開いたりしないため、「口がない」ように見えることから

「クチハシ」説
 果実の先端にある がく片を鳥のくちばしに見立てて「クチハシ」 → 果実全体をになぞらえ「クチナシ」と変化(「クチハシ」→「クチナシ」)

「ヘビが食べる梨」説
 くちなわ(ヘビの古名)が好んで食べる梨にクチナシの果実が似ていることから「クチナワナシ」と呼ばれ、それが変化して「クチナシ」になった

一般的には「口無し」説が有力とされています🍐

「梔子」漢字の由来は?

「梔子」という漢字は、古代中国の酒器である「巵(シ)」にクチナシの実の形が似ていることから名付けられ、それに「子」を付け加えることで「クチナシの実」を意味しています。

クチナシは良い香り?

クチナシは、とても良い香りのする白い花を咲かせることから、沈丁花ジンチョウゲ金木犀キンモクセイとともに「三大香木」と呼ばれています。

四大香木になると蝋梅ロウバイが加えられ、「春の沈丁花、夏の梔子、秋の金木犀、冬の蝋梅」と、四季それぞれの香木が親しまれています♪

こみち
こみち

あなたはどの香木の香りが好きですか?

⑦白粉花(オシロイバナ)

オシロイバナはオシロイバナ科オシロイバナ属の多年草で、7~10月頃に見ごろを迎えます。

「オシロイバナ」名前・漢字の由来は?

「オシロイバナ」の由来は、黒い種子を割ると出てくる白い粉が、お化粧で使う「おしろい」に似ていることから。

「白粉花」の漢字もこのことから当てられました。

オシロイバナの粉には毒性がある!

オシロイバナの白い粉の正体は、「胚乳」と呼ばれる、種子が発芽する際に必要な栄養を蓄えている部分です。

子どものころにオシロイバナの種を割って、出てきた白い粉を顔や手に塗って遊んだ経験がある方も多いのではないでしょうか?

しかし、オシロイバナの種子や根に毒性があることが発覚したため、現在はオシロイバナの粉で遊ぶことは推奨されていないようです。
誤って口に入れてしまうと嘔吐や腹痛などの症状を引き起こす危険性があるため、万が一お子さんやペットがオシロイバナの粉を触ってしまった場合は、必ず念入りに手洗いを行いましょう

こみち
こみち

オシロイバナは夕方から咲き始めて翌朝にはしぼんでしまうため、お花を楽しむ時には夕方から夜にかけてがおすすめです✨

⑧仙人掌(サボテン)

サボテンはサボテン科の多肉植物で、品種によりますが春~夏に花を咲かせることが多いです。

「サボテン」名前の由来は?

「サボテン」は一見外来語のようですが、実は日本語であることを知っていましたか?🌵
英語ではcactusカクタスと呼ばれています。

そしてこの「サボテン」の名前の由来は、ポルトガル語のsabãoサボン(石鹸)」であると考えられています。

ポルトガル人がウチワサボテンの樹液を石鹸のように使っていたことから「石鹸体(さぼんてい)」と呼ばれるようになり、それが変化して「サボテン」になった説が有力とされています🌵

「仙人掌」漢字の由来は?

漢字の「仙人掌」は、中国の漢帝国時代の皇帝が、不老不死の霊薬を求めて「仙人の姿」に似せた像を作ったところ、サボテンに似た像ができたことから「仙人掌」と名付けられた、という伝説が由来とされています。

サボテンのトゲの役割って?

サボテンというと、特徴的な”トゲ”を思い浮かべる方が多いと思います。

実はこのトゲには、外敵から身を守るためだけではなく、水分の蒸発防止温度調節日陰作りなど、さまざまな役割があるそうです🌵

トゲは砂漠などの過酷な環境で生き抜くために作り出された、サボテンの”生存戦略”なのですね!

また、サボテンには食用できるものがあります。
特にウチワサボテンは、メキシコで「ノパル」と呼ばれ、サラダや炒め物など様々な料理に使われ親しまれています🌵

こみち
こみち

日本でも食べられる「ドラゴンフルーツ」は、ヒモサボテンの実なんですよ✨

⑨百日紅(サルスベリ/ヒャクジツコウ)

サルスベリはミソハギ科サルスベリ属の落葉小高木で、7~9月頃に花の見ごろを迎えます。

「サルスベリ」のほかに「ヒャクジツコウ」という別名もあります🌸

「サルスベリ」名前の由来は?

「サルスベリ」の名前の由来は、樹皮がツルツルしていて、猿でも滑って落ちてしまうほどであることから名づけられました。

有名な話のため、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

「百日紅」漢字の由来は?

「百日紅」の漢字の由来は諸説あります。

「花期の長さ」説
 100日ほど花が咲き続けることから

「悲恋物語の伝説」説
 竜神の生贄にされた娘を王子が救った。王子は100日後に迎えに来ると約束して旅立ったが、その前に娘が病で亡くなってしまった。その後作られた娘の墓から、百日咲き続ける木が生えた。という中国や韓国の伝説から

サルスベリは庭に植えてはいけないって本当?

「サルスベリは庭に植えてはいけない」と言われることがありますが、これは「すべる」という名前が「受験の失敗」「運気が落ちる」という意味に繋がり、縁起が悪いとされることが由来のようです。

しかし、花が長く咲き続けることから「長寿」「繁栄」を象徴し、サルスベリは風水的にも縁起の良い植物とされているため、あまり気にしなくても良いのかもしれませんね😊

こみち
こみち

サルスベリには「お釈迦様が誕生した際に百日紅が咲いていた」という言い伝えもあるそうです✨

⑩燕子花(カキツバタ)

カキツバタはアヤメ科アヤメ属の多年草で、5~6月頃の初夏に見ごろを迎えます。

「カキツバタ」名前の由来は?

「カキツバタ」の名前の由来は、花汁を布にこすりつけて染めることから「書き付け花(かきつけばな)」と呼ばれていたものが変化した説が有力です。

「燕子花」漢字の由来は?

漢字の「燕子花」は、カキツバタの花の色や形がツバメの飛ぶ姿に似ていることから、中国で名付けられたものが日本に伝わってきました。

また、「杜若」という漢字表記も使われます。
こちらは本来ヤブミョウガを指す言葉でしたが、ヤブミョウガの花姿がカキツバタと似ていることから、次第にカキツバタを指す言葉としても使われるようになりました。

流れがフヨウの花と似ていますね🌸

「カキツバタ」「アヤメ」「ハナショウブ」の見分け方は?

よく似ている花であるカキツバタ、アヤメ、ハナショウブの見分け方は、こちらの記事をご覧ください♪

ハナショウブの説明はこちら👇✨

こみち
こみち

カキツバタは万葉集にも登場し、古来から日本で親しまれていたことが分かります💜

あとがき

以上、夏の花の由来と豆知識を紹介しました!

いかがでしたでしょうか?

レクで使用される際は、名前の由来だけでなく、見分け方などもあわせて紹介するとレクの内容に深みが出るかもしれません✨

また、名前の由来や似ているお花の見分け方などは諸説あるため、ほかの説を知っている利用者さんに意見を聞いてみるのも良さそうです♪

みなさんで楽しんで取り組んでみてくださいね💛

こみち
こみち

夏は鮮やかなお花が多くて目にも楽しいですね🌻✨


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