【脳トレプリント付き🌟】夏に咲く花、漢字で読める?介護レクにもオススメ!夏の花漢字クイズ10問🌻

脳トレ・レクリエーション

気温が上がり、沖縄などの梅雨入り宣言も行われ、夏がすぐそこまで来ていることを感じられる季節になりましたね🌻
今回は、そんな「夏に咲く花」をテーマにした漢字クイズプリントをご用意しました!

「タマスダレって漢字でどう書くんだっけ?」「向日葵は読めるけど、書けないかも……?」
そんな会話が広がる、介護レクにもぴったりのやさしい脳トレです。

プリントは全10問無料でダウンロード可能!
高齢者施設のレクリエーションや、個別のコミュニケーションツールとしてもおすすめです✨

さらに、レクで使える簡単な豆知識もご紹介していきます!

夏を感じながら、楽しく漢字を思い出してみませんか?😊

こみち
こみち

お花の話題はとっつきやすいので、話題づくりにもオススメです💛


クイズの花たちを解説!名前の由来などの豆知識もご紹介🌷

①百合(ゆり)

ユリはユリ科ユリ属の多年草で、6~8月頃に見ごろを迎えます。

「ユリ」という名前は、花が風にゆらゆら揺られる様子をあらわした「揺り」から来ているようです。
また、球根が百枚ほどの鱗片が重なり合ってできていることから「百合」という漢字が当てられました。

ちなみに、みなさんはユリの本当の花びらは何枚かご存じですか?😊
上の写真をよーーく見てください。分かりましたか?
答えは・・・

「3枚」です!!

ぱっと見6枚あるように見えますよね。
実は、本当の花びら(花弁)なのは内側の3枚だけで、外側の花びらのように見えるものは「萼(がく)」と呼ばれる、蕾の時に花を包み保護する役割を持つ部分なのです(分かりやすいところで、たんぽぽの花の軸の緑部分のような)。
ユリでは、花びらの部分を「内花被ないかひ」、外側のがくの部分を「外花被がいかひ」と呼んでいます。

でも、今回は「”本当の”花びらは何枚?」という意地悪な質問だったため答えは「3枚」となりましたが、一般的には外花被もまとめて花びらと言われることが多く、その場合は6枚でも間違いないためご安心ください😁

こみち
こみち

そのほか、八重咲きなどたくさんの花びらを持つユリもあります。八重咲きのユリは、本来花の中心にある雄しべや雌しべも花びらへと変化することで花びらの枚数が増えているようです。

②蓮(はす)

ハスはハス科ハス属の多年性水生植物で、6月下旬~8月頃に見ごろを迎えます。
野菜のレンコンのお花ですね✨

「ハス」の語源は、花の中心部分(花托かたく)が蜂の巣に似ていることから「ハチス(蜂巣)」と呼ばれており、それが次第に変化して「ハス」となったそうです。
また、花托に実がたくさん連なって見えることから、「連なる」+「草」で「蓮」という漢字が当てられました。

ハスは泥の中からも美しく清らかな花を咲かせることから清らかさの象徴とされ、極楽浄土に咲く花でもあり仏教では古来より神聖な花とされてきました。
そのことから、花言葉も「清らかな心」「神聖」など仏教の影響を受けたものがあります。

こみち
こみち

花托は集合体恐怖症の人には少々堪える見た目をしています。ハスの花を見る際には要注意!

③時計草(とけいそう)

トケイソウはトケイソウ科トケイソウ属の多年生つる性植物で、6~9月頃に見ごろを迎えます。

「トケイソウ」の語源はそのまま、「花の形が時計に似ているから」
また、トケイソウには「パッションフラワー」という別名もあり、これはキリストの受難をあらわしています。これはトケイソウの花を見た宣教師たちが「まるでキリストの受難を象徴しているようだ」と解釈したことが由来で、「パッション(passion)」はもともとキリスト教の受難を指す言葉だそうです。

トケイソウの中でも、クダモノトケイソウ(果物時計草)の実は「パッションフルーツ」と呼ばれ、日本でも食べることができます。
パッションフルーツはとても栄養価が高く、美容にも良いとされ、昨今は「スーパーフード」と注目されているそうですよ✨

こみち
こみち

特に鹿児島県や沖縄県、小笠原諸島などの温暖地域で栽培が盛んです。現地では美味しいパッションフルーツが食べられるので、訪れた際にはぜひ召し上がってみてくださいね😊

④花菖蒲(はなしょうぶ)

ハナショウブはアヤメ科アヤメ属の多年草で、5月下旬~6月頃に見ごろを迎えます。

「ハナショウブ」の名前は、菖蒲しょうぶの葉に似た姿を持ちながら、美しい花を咲かせることが由来です。

菖蒲とハナショウブはよく似ていますが、菖蒲はサトイモ科、ハナショウブはアヤメ科なので、全く別の植物であることが分かります。
また、よく似た花であるアヤメとカキツバタとの違いは、コチラで解説していますのでぜひご覧ください👇

こみち
こみち

ハナショウブは端午の節句にも飾られます。これは菖蒲湯と同じで、菖蒲の強い香りが邪気を祓うと信じられていたため。と言っても、ハナショウブは菖蒲ではないのですが、果たして・・・?

⑤月下美人(げっかびじん)

月下美人はサボテン科クジャクサボテン属の常緑多肉植物で、7~8月頃に見ごろを迎えます。

月下美人の名前の由来には2つの説があります。

  • その美しさから名づけられた説・・・月下美人は夜に咲くため、まるで月の光に照らされた女性のような美しさを感じさせることから
  • 昭和天皇の質問から説・・・昭和天皇が皇太子時代に台湾を訪れた際「この花の名は?」と尋ね、当時の駐在大使が「月下の美人です」と答えたことから

そんなとても美しい白い花を咲かせる月下美人ですが、その命は一晩と短いことから「美人薄命」と例えられることがあります。
そのことから、花言葉も「儚い美」「儚い恋」「ただ一度だけ会いたくて」など、切ないものが多くなっています。

また、月下美人の中には実を食べられるものがあり、同じサボテン科であるサンカクサボテンの実「ドラゴンフルーツ」に似た実がなるようです。

こみち
こみち

月下美人はコウモリが受粉の手助けをするコウモリ媒花でもあるそう。ジャスミンにも似た濃厚で甘く上品な匂いが、10m先でもわかるくらいの広範囲に漂いコウモリを惹きつけます🦇

⑥露草(つゆくさ)

ツユクサはツユクサ科ツユクサ属の一年生植物で、7~9月頃に見ごろを迎えます。

「ツユクサ」の名前の由来は、朝に咲いて昼にはしぼむ様子が朝露を連想させることから。
古名では「月草」と呼ばれ、こちらは花を塗料に用いたこと(着草つきくさに由来します。

そのほかにも、花の色から「青草アオバナ」、花の形から「蛍草ホタルグサ」「帽子花ボウシバナ」などの別名があり、「カマツカ」「チンチログサ」「ツケバナ」「トンボグサ」など、地域によって多彩な名前で呼ばれています。

また、花をつける前のやわらかい若芽や若葉、蕾や青い花は食用にもなります。
特にお花は、ゼリーや寒天寄せ、添え物などとして見かけたこともある方も多いかもしれませんね✨

こみち
こみち

小さいころ、ツユクサの花を水に入れて揉み、色水を作った憶えがあります🐰

⑦日日草(にちにちそう)

ニチニチソウはキョウチクトウ科ニチニチソウ属の一年草で、5~11月の長期にわたって見ごろが続きます。

ニチニチソウの名前の由来は、初夏から秋まで毎日新しい花が咲く様子から名づけられました。
一つの花は数日しか咲きませんが、毎日次々に新しい花を咲かせるため、全体として花が絶えることはないそうですよ🌸

また、ニチニチソウはキョウチクトウと同じく全草にビンカアルカロイドという毒性が含まれており、誤って口にすると下痢、嘔吐、麻痺、心機能障害などのおそろしい症状があらわれる可能性があるため、子どもやペットの誤食にはくれぐれも注意しましょう😱

しかしながら、その成分を逆手にとって「クリスチン」という抗がん剤の原料にもなっているそうです。
まさに「毒薬変じて薬となる」ですね💡

こみち
こみち

触った程度では問題ないそうですが、念のため触った後には必ず手洗いを行いましょう🤲

⑧玉簾(たますだれ)

タマスダレはヒガンバナ科(ユリ科)タマスダレ属の球根草で、7~9月頃に見ごろを迎えます。

「タマスダレ」の名前の由来は、白い花が宝石のように見えることから「玉」、細長い葉がすだれに見えることから「すだれ」に例え、「タマスダレ」と名づけられました。

タマスダレにも毒性があり、アルカロイドの一種であるリコリンという成分が全草に含まれています。
他の記事で紹介したスイセンと同じく、ニラやノビルと間違えて食べてしまう事故が多いようです。
確実に判断できない場合は食べるのを控えましょう!

こみち
こみち

タマスダレは球根や苗がホームセンターなど販売されていることが多い植物です。間違えやすいニラやネギなどを育てる場合は、絶対に間違えないように工夫をしましょう。

⑨睡蓮(すいれん)

スイレンはスイレン科スイレン属の多年草で、5月下旬~9月ごろに見ごろを迎えます。

「スイレン」の名前の由来は、夕方になると花を閉じる様子が、ハス(蓮)が眠っているように見えることから名づけられました。
日本の在来種である「ヒツジグサ」は、未の刻(午後2時ごろ)に花が咲くことから名づけられたそうです。

とても美しい花を楽しませてくれるスイレンですが、花言葉の中には「滅亡」というおそろしいものがあります。
その理由は、スイレンを太陽のシンボルにしていた古代エジプトが滅亡してしまったことから来ているそうです。
理由も含めてやっぱりおそろしいですね・・・。

こみち
こみち

スイレンによく似た花に②の「ハス」がありますが、

  • 水面から立ち上がって咲くハス⇔水面に浮かぶように咲くスイレン
  • 葉が丸いハス⇔切れ込みのあるスイレン
  • 花びらが散って終わるハス⇔花が閉じたまま動かなくなって終わるスイレン

など、細かい違いがたくさんあります🌻

⑩向日葵(ひまわり)

ヒマワリはキク科ヒマワリ属の一年草で、7~8月に見ごろを迎えます。
「夏の花」といえばまずヒマワリを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか🌻

「ヒマワリ」の名前の由来は、太陽の動きに合わせてその方向を追うように花が回るといわれたことから。
「向日葵」という漢字は、太陽に向かう意味である「向日」+太陽に向かって成長する植物である「葵」を合わせて付けられました。

しかし、実際に太陽の動きを追うのは生長が盛んな若い時期だけで、蕾が大きくなり花が開くころには基本的に東を向いたまま動かないそう(日光を遮るものがある場所や多数の花をつける品種では東向きにならない場合も)。
それでも、若い時期まで太陽を追うというのはすごいですよね!

別名として日輪草、日車、サンフラワー(英・Sunflower)、ソレイユ(仏・Soleil(太陽))などがありますが、すべて太陽に関係している名前です。

こみち
こみち

ひまわりを国花や市区町村の花としている国や自治体もとても多いです。ヒマワリの人気者具合が伺えますね🌻💛

まとめ

以上、夏の花の豆知識を紹介しました!

いかがでしたでしょうか?

レクで使用される際は、名前の由来だけでなく、見分け方などもあわせて紹介するとレクの内容に深みが出るかもしれません✨

また、名前の由来や似ているお花の見分け方などは諸説あるため、ほかの説を知っている利用者さんに意見を聞いてみるのも良さそうです♪

みなさんで楽しんで取り組んでみてくださいね💛

こみち
こみち

夏は鮮やかなお花が多くて目にも楽しいですね🌻✨


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