【脳トレプリント付🍍】野菜or果物どっち?クイズ10問!いちごは?アボカドは?介護レクにもおすすめ🍓✨

脳トレ・レクリエーション

気づけば6月になり、季節は夏🌞
今年の5月は肌寒く感じる日が多くありましたが、もうすぐ夏らしい気温になりそうです🎐

暑くなってくると、トマトやスイカ、きゅうりなど、みずみずしい食べ物が恋しくなりますよね〜!
特に暑い日に食べる、冷えたフルーツは絶品……!!

そんなある日、ふと湧いてくる素朴な疑問。
「あれ、アボカドって野菜だっけ?」「いちごは?パイナップルは?」
そう、実は、果物のように食べてるものの中で、実は野菜だった!というものは少なくないのです😲!

今回はそんな“野菜?果物?どっち?”をテーマにした、脳トレクイズをお届けします🍓🍌🥑
介護施設でのレクリエーションやご家庭でのコミュニケーションにもぴったり!
プリントも無料でダウンロードできるので、楽しんで取り組んでいただけたら嬉しいです♪

また、レクでの答え合わせで使える解説も一緒にご紹介します!
「えー!そうなの~!」と利用者さんと盛り上がれること間違いなし😆✨
ぜひご活用くださいね♪

こみち
こみち

みんな知っているものから意外なものまで!一緒に知識を広げましょう💪🌟


野菜って?果物って?その定義は?

野菜とは?

野菜とは、あまり加工せずに主に副食として利用される食用の草本性栽培植物のことを指します。

より詳しくいうと・・・

  • 畑で栽培される草本性(木ではなく草)の、一年草や多年草
  • 主食ではなく、主食を補完する役割(副食)を果たす
  • 無加工(生食)や簡単な加熱調理で食べられる

なお、同様に利用される野生植物を「山菜」と呼んでいます。

しかしながら、国や分野によって野菜に含まれる植物は異なることが多いため、明確に定義することは難しいとされています。
たとえば、副食ではなく間食として食される果実的野菜(後述)や、主食や加工品原料とされることもあるイモ類完熟したものは穀類とされるマメ類やトウモロコシなど、場合によって”野菜”であったりなかったりすることがあるためです。

果物とは?

「果物」には様々な定義がありますが、一般的には「樹木から栽培する、甘みがあり、調理せずに食べられる実」のことをいいます。

農林水産省では、「『果樹』として2年以上栽培する草本植物及び木本植物で果実を食用とするもの」と定義されており、一度収穫しても、翌年、翌々年と収穫できるものを指しています。

果実的野菜とは?

果実的野菜とは、一般的に”果物”と認識されているものの、植物学的には野菜に分類される食材のことをいいます。

クイズの答えについて解説🍌

①スイカ〔野菜〕

スイカはウリ科のつる性一年草の果実です。

  • 畑で栽培される
  • つるを伸ばして実がなる草本植物である
  • 一年草である

以上のことから植物学上では「野菜」ですが、ほかの野菜のように副食としてではなく、果物と同じようにデザートや間食として食べられているため「果実的野菜」に分類されています。

また、スイカは歴史がとても古く、紀元前4000年代にはすでに栽培されていたようです。
ツタンカーメンの墓などからも種が発見されており、壁画にもスイカが登場しています🍉✨
その頃には品種改良も行われていたというので驚きですね!💡

こみち
こみち

野生のスイカは甘くなく美味しくありません。しかし、自生地は砂漠などの乾燥地帯のため、スイカの水分を求めて野生動物が食べるようです。人類のスイカの歴史もこの水分目当てから始まりました🍉

②ぶどう〔果物〕

ブドウはブドウ科のつる性落葉低木の果実です。

  • 木から吊り下がって果実がなる
  • 同じ木から10~15年収穫ができる
  • 実をそのまま食べられる

以上のことから、ブドウは「果物」とされています。

また、ブドウは世界で最も多く栽培されている果物です。
ブドウはワインの原料として使われることが多いため、ワインの有名な産地であるフランスやイタリア、スペインなどがブドウの生産量の上位を占めているのかと思いきや、1位はなんと中国!
国土が広いからということももちろんありますが、実は中国もかなりのワイン大国だそうです🍷
日本への輸入は少ないためわが国ではあまり知られていないようでした。

さらに、リンゴやザクロなどと共に、ブドウは最も古くから栽培されている果物でもあるそうです🍇
紀元前3500年頃のメソポタミア文明でブドウの実が描かれた文字が、ブドウの最古の記録とされています。
古代エジプトの壁画にもブドウ栽培の様子が描かれており、ワインの醸造も行われていたというので驚きですね😲!

こみち
こみち

ブドウは果実に近い部分から熟していくため、房の上の方ほど甘みが強いそうですよ🍇✨

③バナナ〔野菜〕

バナナはバショウ科の多年生植物の果実です。

バナナは写真のように、木になっているから”果物”!……と、思いがちですよね。

しかし、”木”のように見えている部分は実は木ではなく、玉ねぎのように葉鞘ようしょう(茎を包む鞘状になった葉の基部(根元)のこと)が重なり合ってできた「偽茎ぎけい」と呼ばれるもの
木のように幹はないので、玉ねぎを剝がすように1枚ずつ剥いていくと、最終的には何もなくなってしまいます。

つまり、木ではなく草本植物であるバナナは「果物」ではなく「野菜」
そして、スイカなどと同じく「野菜でありつつも果物のように食される」ため、バナナも「果実的野菜」に分類されるのです🍌

また、バナナは多年草ですが、一度実をつけたらその木は枯れてしまいます。しかし、地下茎から新しい芽を出して、再び大きく成長するのです🍌✨

こみち
こみち

また、前述のとおり世界で最もたくさん栽培されている果物はブドウですが、最も消費されている果物(果実的野菜)はバナナだそうですよ🍌👑

④みかん〔果物〕

みかんはみかん科の常緑低木の果実です。

  • 木に果実がなる
  • 同じ木から30~50年収穫ができる
  • 実をそのまま食べられる

以上のことから、みかんは「果物」とされています。

また、収穫前のみかんの木からたくさんの実が落ちているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか?
「風や雨で落ちちゃったのかな?もったいない……」と少し残念に思いますよね。
しかし、あれは「生理落果」といって、みかんの木が実を着けすぎた場合に、養分を上手に分配するため弱った実を自ら落として自分で果実の数を調整しているのだそうです!
なんと賢いのでしょう・・・🍊✨

こみち
こみち

収穫量を増やしたいときには、生理落果を予防するための対策もいろいろあるようです。また、品質向上や安定生産などのために人工的に果実を落とすことを「摘果」といいます🍊

⑤桃〔果物〕

桃はバラ科の落葉低木の果実です。

  • 木に果実がなる
  • 同じ木から20~25年収穫ができる
  • 実をそのまま食べられる

以上のことから、桃は「果物」とされています。

「桃栗三年柿八年」ということわざのとおり、3年目から実をつけることが多いようです🍑

また、余談ですが、このことばには続きがあり、「梅は酸い酸い十三年」「ゆずは九年の花盛り」「枇杷びわは九年でなりかねる」などの句が付け足されることがあります。
面白いものだと「柚の大馬鹿十八年」「梨はゆるゆる十五年」なんてものも!
地域によって異なっているようですが、みなさんの地域ではなんと言われていましたか?🍑

こみち
こみち

桃の実がまだかたい場合、常温で追熟させたあと、食べる直前に1時間ほど冷蔵庫で冷やすと美味しく食べられるようです🍑💗

⑥メロン〔野菜〕

メロンはスイカと同じく、ウリ科のつる性一年草の果実です。

  • 畑で栽培される
  • つるを伸ばして実がなる草本植物である
  • 一年草である

以上のことから植物学上では「野菜」ですが、ほかの野菜のように副食としてではなく、果物と同じようにデザートや間食として食べられているため「果実的野菜」に分類されています。

メロンは高級な果物としても有名ですが、日本国内の最高級メロンは、静岡の「クラウンメロン」であるといわれています。
特に約1,000個に1個とされる最高等級の「富士」は、1玉あたり30,000円以上と非常に高価です。中には50,000円を超すものもあるとか・・・!?😳🍈

赤肉系では、北海道の「夕張メロン(夕張キング)」が最高級といわれています。
毎年5月中旬に行われる初競りは全国ニュースで報じられますが、2019年には2玉500万円でポッカサッポロフード&ビバレッジ社が競り落としました!
小売価格は「特秀」で5,000~10,000円、「秀」で3,000~5,000円です🍈

こみち
こみち

「果物の王様」といえば、世界的には「ドリアン」を指しますが、日本ではメロンを「果物の王様」とすることが多いようです🍈👑

⑦パイナップル〔野菜〕

パイナップルはパイナップル科の多年草の果実です。

バナナと同じく茎に実りますが、バナナのように高い位置にたくさんではなく、アロエのようなトゲトゲとした葉に囲まれた茎の頭に1つだけ実ります
つまり、パイナップルも木ではなく草本植物の果実であることから、分類上は”野菜”でありながらも、果物と同じように食されるため「果実的野菜」というわけですね🍍✨

また、再生栽培といって、パイナップルのヘタの部分を植えて育てると2~3年で新たな実をつけてくれるそうです!
寒さに弱いため温度管理が必須になりますが、丸ごとのパイナップルを手に入れた際にはぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?🍍

こみち
こみち

パイナップルは酢豚に入れられるなど”野菜”らしい一面もあります。酢豚にパイナップルは入れる派かどうか、利用者さんに聞いてみると盛り上がるかもしれませんね🍍💛

⑧柿〔果物〕

柿はカキノキ科の落葉小高木の果実です。

  • 木に果実がなる
  • 同じ木から50~100年収穫ができる
  • 実をそのまま食べられる(甘柿)

以上のことから、柿は「果物」とされています。

桃で紹介したように「桃栗三年柿八年」ということわざがありますが、実際は挿し木や接ぎ木であれば4~5年で実をつけることが多いようです(種からだと本当に8年かかることも?)。

また、柿は非常に寿命の長い木で、環境や手入れ次第では300年以上生きる場合もあります
日本各地に樹齢数百年の柿の木がありますが、愛知県幸田町にある樹齢300年の「筆柿」は2023年に1800個というとても多くの実をつけてくれました。
他の果樹では寿命が近づくにつれ実がならなくなってくることが多いですが、柿は命ある限り実をつけてくれるようです✨

こみち
こみち

大阪府枚方市には、樹齢700年以上といわれる柿の大木があるようです。700年前といえば鎌倉時代!その頃から生きているだなんて、想像を絶しますね・・・。

⑨いちご〔野菜〕

いちごはバラ科の多年草で、木ではなく草本性であることから、メロンやスイカなどのように「果実的野菜」に分類されます。

ところで、「果実」とは、簡単に言えば「種子を包み守るもの」を指しますが、いちごの「果実」はどこの部分を指すのかみなさんはご存知でしょうか?
実は、ほとんどの方が果実だと思って食べている赤い部分は、花托かたく(花の軸部分)が肥大化してできた「偽果ぎか」と呼ばれるもので、果実ではないのです!
本当の「果実」とは、いちごの表面にたくさんついている種のようなつぶつぶを指すそうですよ🍓

こみち
こみち

リンゴやナシ、イチジクなども同じで、食べている部分は偽果、種(だと思っている部分)が果実なのです🍎

⑩アボカド〔果物〕

アボカドはクスノキ科の常緑高木の果実ですが、副食として食べることが多く一見野菜のようですよね。
しかし、

  • 木に果実がなる
  • 同じ木から20~50年収穫ができる
  • 実をそのまま食べられる

以上のことから、アボカドは「果物」とされているのです🥑
スイカやいちごなどの「果実的野菜」とはまるで対極の存在ですね!

また、アボカドは「森のバター」「バターフルーツ」とも呼ばれており、すべての果物の中で最大のカロリーを持っています。
さらに、アボカドを習慣的に摂取することにより、体重増加の緩和、メタボリック症候群の予防、変形性関節症による痛みの軽減、抗炎症作用、抗酸化作用、血糖値とインスリン濃度の低下、死亡率の低下など、さまざまな健康効果があるそうです🥑✨

こみち
こみち

そんな素晴らしい果物であるアボカドですが、土地の栄養分を食い尽くして果実を実らせるため、いったんアボカドを生産するとその土地にはもう他の種類の果物は植えられません。また、アボカドの生育に必要な水の量は極めて多く、チリやメキシコなどの生産国では、水資源の枯渇、地域社会の破壊など深刻な環境問題に発展してしまっているそうです。

まとめ

以上、野菜や果物についての解説をご紹介しました!

いかがでしたでしょうか?
バナナやアボカドなど、意外なものもあったのではないでしょうか😊

利用者さんの中には、もしかしたらこれらの野菜や果物を栽培された経験がある方や、プロの農家さんだった方がいらっしゃるかもしれません!
経験談をみなさんに聞いてみるのも良いですね✨

こみち
こみち

アボカドが日本で食べられるようになってきたのは比較的最近のことだと思うので、高齢者の方だとご存知ない方もいらっしゃるかも?🥑


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